埋めると記憶がなくなってしまう

埋める女私は昔から埋める女でした何か嫌なものがあったら埋める曲です握手ですただ埋めるという行為は私にとってとても便利でした。
何しろ嫌なものがあったら埋めてしまえばその存在をすっかり忘れてしまうのですから赤点のテスト用紙決められない進路希望用紙そういったものを土に埋めてしまうと私の記憶からそれは消えます。
土が悪しきものを浄化してくれるようにだから私は嫌なものがあったら片っ端から埋めました別れた恋人との思い出の品何かその最たるものですねだから私は失恋の痛みというものを知りません。
いや知ってはいるはずなのですが覚えていないのです埋めるという行為は便利です私は推理小説が好きでよく読むのですが私が推理小説の犯人だったら完全犯罪も可能かもしれません。
たまにトリックは完璧でバレようがないのに犯人が犯行を犯したことを覚えているばっかりもろだし調節があるからです。